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2016/09/02 01:23



重曹は英語で「ベーキングソーダ」と呼ばれています。そう、ベーキングパウダーの主な成分は重曹なのです。重曹は水を加えて加熱すると炭酸ガスを発生します。この炭酸ガスが生地を膨らませるのです。また生地を黄色く色づけ独特の臭いと苦みを作ります。

一方、ベーキングパウダーは重曹をベースに、臭いや色を抑えたりコーンスターチなどを加えて味を調えています。ベーキングパウダーは粉や水と混ぜ合わせた時点で、生地が膨らみ始めます。

・カップケーキなどに、重曹を代用するなら、ベーキングパウダーの半量程度がおススメです。

・重曹の代用としてベーキングパウダーを、使うなら、重曹の2倍の分量を目安にしましょう。

仕上がりの違い-重曹は水を加えて加熱をすると、二酸化炭素が発生してお菓子を脹らますことができます。重曹には独特の臭いと苦味があるので、使用量に注意が必要です。色がつくことを利用したのが、どら焼きや甘食です。ふくらみ具合はしっとり、まったりと形容されます。

◆重曹の特長
・生地が横に伸びる傾向にあります。
・独自の匂いと苦みがあります。
・生地が黄色っぽくなるのが特長です。 
・白く仕上げたい菓子には向きません。

◆ベーキングパウダーの特長
・生地が縦に伸びます。
・ふんわりとした仕上がりになります。
・ほぼ「無味無臭」です。
・加熱しても色は付かず白く仕上がります。

白い蒸しパンはベーキングパウダーで作りましょう。たて方向に伸びる傾向にあるので、シフォンケーキにもベーキングパウダーは欠かせません。

ベーキングパウダーに含まれる重曹は、全体の約5分の1。

苦味を消す対策の裏ワザは、重曹の使用量を粉の2〜3%にして、ココア生地にすると苦味を低下できます。ココア生地なら焼き上がりの色も、気になりません。